時雨ときどき雷雨
2017年 11月 17日
和菓子教室、2回目。
テーマは『餡』ということで、これはあんこ好きにはたまらないレッスン!
あんことは何ぞや?から餡の歴史まで学んできました。
実習メニューは「黄身時雨」、付随して「練り切り」と「こなし」。
※この黄身時雨は餡なしバージョン
時雨とは晩秋から初冬にかけて降ったりやんだりする雨のこと。
「黄身時雨」は表面の亀裂でこのしとしと雨を表現しています。
つまり、敢えて亀裂を出すってこと。
これがかえって難しいのです。
お菓子って一般的に“なめらかさ”などを求められることが多いですもんね。
まずは白あんに卵黄を混ぜて、黄身あんを作りから。
それを火にかけて水分を飛ばしていきます。
火にかけながらあんを混ぜていると、ふわっとお豆の良い香り…この時点で既に美味しそう!
和風カスタードといったところでしょうか。
その後裏ごし、粉類を加えて、包あんします。
先生の優しい手つき。
あっという間にまあるくなります。
蒸したら完成〜。
私たちも見よう見まねで手を動かします。
先生と同じ手順を踏んだつもりが、生地が柔らかくなってしまい、包あんでつまずきました…
どうやら混ぜ方や水分の飛ばし具合にポイントがありそう。
この繊細さ、だから和菓子職人の修行は長くかかのでしょうね。
先生にフォローしていただき、どうにか蒸し器へ。
数分後蓋をあけてみると…
ぎゃー!「時雨」どころか「雷雨」(笑)!!
カミナリ様がバリバリ、ゴロゴロ。
やはり生地の状態が、亀裂の出方にも影響するのだそう。
これは包あんリベンジだな!
お味は舌触り良くとってもとっても美味でした。
「練り切り」と「こなし」の食べ比べも面白かったです。
食感の好みが分かれるところだけど、私は練り切り派かな。
生菓子もトライしたい!
さあ、こうなってくると和菓子の材料と道具が増えてきそうな予感。
また楽しい世界に足を踏み入れてしまったわ…!
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by oyatsucreator
| 2017-11-17 09:06
| 習い事