スリランカの旅⑤ 〜世界遺産編
2017年 08月 08日
世界遺産があったのも、私たちがスリランカを目指した理由のひとつ。
おやおや、これは玄関マット…?!
というのは強ち間違いではなく、 入り口から悪魔が入るのを防ぐという意味合いで建てられており、 かつて参拝者はこの上で足を洗ってから中に入ったという。 美しいレリーフは仏教の輪廻を表すといわれ、ゾウや馬、鳥の姿がみられます。 他にライオンや牛が彫られたものもありますが、牛を神格化するヒンドゥー教が入ってきた影響で、 牛は彫られなくなっていったそう。
で、牛はどこにいったの? いたいた!こんなところに!
無知な私でもここの4体は何か別次元のように感じました。 たたずむ姿がなんとも厳か。 戦の際には、人々が像を埋めて隠し守ったというのも頷けます。
そしてこの涅槃仏。 腕が欠けているのは、戦の際敵軍から攻撃を受けた傷だそうですが、
有名なのはシーギリヤ・ロック。
ジャングルにそびえ立つ高さ195mの巨大な岩山で、1500年前なんとこの上には王宮がありました。
父親を殺して王座についた王子は、腹違いの弟の復習を恐れ、こんな高いところにお城を築いたというのです。
それは私たちも登って同じ景色を見てみたい!
日中はとにかく暑いので、朝7時に出発。
それでも多くの観光客が列をなしていました。
結構な崖っぷちを登っていくので、ちょっとドキドキ。
中腹の見所は美女のフレスコ画。(※これはレプリカです)
鮮やかな色使いと品のある美しさ。
かつては500人の美女が描かれていたといいますが、現存しているのは18人のみとのこと。
王宮の入り口にはライオンの足!カッコイイ!
ここまでくればあと少し。
と、気が緩んだところに…
「ついたー!!」
頂上でのお水が美味しかったこと!
吹く風が心地よく、スリランカの大自然を見渡すことができます。
まさに絶景。
王座についた彼はここでどんな暮らしをして、何を思ってたんだろう。
結局弟が攻め込んできたため自害してしまいます。
それにしてもジャングルにひとつ飛び出た不思議な岩山。
何でも隕石という説もあるんだとか!
この日の午後はもちろんマッサージへ!!
謎の薬草に蒸されたよ(笑)
おかげで筋肉痛も軽くて済みました。
翌日はロックテンプル(ダンブッラ石窟寺院)へ。
やはりこのお寺も岩山の上にあり、たどり着くまでに分厚い階段を登っていきます。
お参りの際には履物NGなので、入り口で靴が回収されます。
5つの石窟の中からなり、中には壁画や仏像がずらり。
時代順に並らんだ石窟の壁にはスリランカの歴史が描かれていたり、「水が湧き出る岩」があったりします。
シンプルなつくりで表情は読み取りにくいのですが、その眼差しには何かを見通しているような迫力がありますね。
そしてもうひとつ、やってきたのは古代王朝ポロンナルワ。
10〜12世紀仏教とともに発展を遂げたシンハラ王朝の首都があった場所です。
とっても広い遺跡群で、個々も巨大なので、効率良く回るにはガイドをお願いするのが絶対おすすめ!
特にヒンドゥー教の寺院も混在していて、私の頭も混乱(汗)。
あっちには仏歯寺があり、こっちにはシヴァ神が祀られてたりするわけです。
仏教国の都にヒンドゥー寺院があるのは、南インドから迎えた王妃のために作ったという説と、チョーラ王朝によって侵略された後建てられたという説があるのだそう。
ちょこんと座って可愛いな、お前(笑)
中でも大傑作といわれているのが、ガル・ヴィハーラという4つの石像。
その時には象の群れが現れて立ちはだかったのだという。
なんとも不思議なお話。
神秘的なスリランカの一面に触れることができました。
遠い昔に思いを巡らせるのも楽しいものです。
<おまけ>
挟まってみた人。
by oyatsucreator
| 2017-08-08 17:10
| 旅