ババ 〜パリ最古のお菓子屋さんから

先日のサバランの投稿で最後にババのことをさらっと書いたんですが、
ふと、こうしたお菓子の成り立ちを記しておくことは、自分の備忘録として何か役立つのではと思いまして。

少しずつ書いてみます。


手始めに、そのババの話。

18世紀初め、フランスのロレーヌ領主だったスタニスラフ・レシチニスキさん(ちなみにポーランドの元王様でもある)が

①好物のクグロフが固くなっていたのでラム酒をかけたら美味しくなった!
②歯痛に苦しんでいたのでクグロフを柔らかくするためラム酒かけた!

…まぁ彼が虫歯だったかどうかはいっか(笑)


それはそれは気に入ったので、

①愛読していた『千夜一夜物語』に登場するアリババちなんで
②ポートランド語でオバサンを意味するバブカ(babka)から
③完成させた菓子職人が喜びのあまり叫んだ「ババッ!」

…ババッ!!!て(爆)

なんとなく①が有力でしょう。


19世紀初頭、菓子職人ストレーがアリババを看板商品として売り出し、民衆に広まります。

このストレーのお店、今ではパリ最古のパティスリー。

私もフランスに行った時に行ってきました。
通りの普通の商店の間にあって、ちょっと拍子抜け。

お菓子の種類はびっくりするほど多かったです。
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あああああ、美味しそうな焼き色!

しかし、ここはもちろんアリババを買いましたとも!
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発祥のお店の味はどんなにインパクトが強いんだろうと身構えていましたが、思いの外ラムがきついわけでもなく美味しくいただきました。

同時期にイタリア・ナポリの貴族の料理人がババの製法を持ち帰り、ナポリの名物にもなったそうです。


ババの特徴はコルクの栓型でレーズンが入って、ラム酒が効いていること。
これがサバランに発展していくわけですが、

それはまた、別の話。


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by oyatsucreator | 2017-05-24 19:34 | お菓子の歴史を辿る | Comments(0)